株式会社米澤佐藤畜産

鷹山牛とは

「米澤佐藤畜産のオリジナルブランド」

米沢藩9代目藩主上杉鷹山公(※1)の故郷・宮崎県高鍋地方から、但馬系の血を引く黒毛和種の雌のみを厳選仕入れし、米沢の理想的な環境で33ヶ月以上、長期肥育した米沢牛(※2)です。創業大正13年の米澤佐藤畜産「理想肥育」の集大成として、2007年に商標登録されました。

※1上杉鷹山:1751-1822、米沢藩9代目藩主
財政難にあえぐ米沢藩に殖産興業の改革をもたらした江戸時代屈指の名君として知られています。日向国高鍋藩(現在の宮崎県児湯郡高鍋町)から、養子として迎えられました。
※2 米沢牛
明治四年、横浜に居留していた英国人貿易商”チャールズ・ヘンリー・ダラス”が英語教師として上杉藩に招聘され、米沢牛を料理人に料理させたところ、その美味しさに驚嘆しました。任期を終えて米沢を離れる際に、牛を1頭横浜に連れ帰り知人に振る舞ったことが、米沢牛ブランド・ストーリーの始まりです。
「米澤佐藤畜産のオリジナルブランド」イラスト

鷹山牛が出来るまで

繁殖農家

誕生

宮崎生まれ

鷹山公の故郷・宮崎県は日本有数の子牛の産地。肉質が良いとされる但馬系の雌の子牛を仕入れます。

但馬系の雌の子牛。主食は母乳

10か月
約250kg

米澤佐藤畜産本場へ

生後10か月になった子牛は山形県米沢市の本場へ移動して行きます。

米澤佐藤畜産本場へ。主食は乾牧草

米澤佐藤畜産

16か月
約300kg

米沢育ち

鷹山公の故郷からやってきた子牛は、山形県米沢市赤崩地区の静かな環境で育てられます。夏と冬の気温差約40度。米沢の盆地気候が、肉質の良い牛を育てると古くから言われています。

山形県米沢市赤崩地区の静かな環境。主食は配合飼料、乾牧草

22か月
約350kg

米澤佐藤畜産の「えさ」と「水」

米澤佐藤畜産の理想肥育では、牧草、飼料を厳選し、米ぬか、海草、黒砂糖、ガーリックフレークなど、自然の食材を豊富に与えています。
そしてなんといっても自慢は「水」。
水は栄養素を運び、老廃物を流し、体温を調整し、体内の循環機能に大きな役目を果たしています。12世紀頃から「霊水」として知られている吾妻連峰の伏流水が鷹山牛の体を健康に保っているのです。

米澤佐藤畜産の「えさ」と「水」
循環型農業

牛舎の隣にはたい肥を作る施設があります。鷹山牛のふんは、時間をかけて攪拌され、良質なたい肥に変身します。このたい肥は、稲作農家によって混ぜられ、土壌をよくし、鷹山牛のえさになります。地元の循環型農業が実現しています。

循環型農業

33か月
約400kg

長期肥育

鷹山牛が美味しくなるのは月齢33ヶ月目からと考えています。理想肥育が完成します。

長期肥育

33か月
以降

出荷

33ヶ月を超えた鷹山牛は出荷され、米沢食肉公社のと蓄場へ向かいます。

加工

脱骨

枝肉を搬入し、総本店にて脱骨を行います。FSSC22000による「安全で安心な取り組み」を行っています!

消費者

鷹山牛は、安心と安全をお約束した自社食肉センターで加工され、固体識別番号が明記された米沢牛証明書とともに発行されます。

米沢牛枝肉共進会チャンピオン賞牛